帯状疱疹

改訂版:2015年07月09日
RWD化のみ行う。

2010年2月6日

帯状疱疹たいじょうほうしん

加齢に従い、ある日突然、耳にした事のない病魔に狙い撃ちされることになった。

今まで時々胃が痛くなることがあったが、主治医から「ZANTAC150」を処方して貰うと、直ぐ効果が表れ直った。
しかし、今回は効果が全く出てこない。いつもと様子が違う。
好きだった晩酌も、全然進まず止めてしまった。

◆ファイバースコープで検査

医師の勧めで生まれて2回目になる、「胃カメラ」を飲むことになった。
思い出せば1回目は30年位前カメラの出始めの頃、信濃町の「慶応大学病院のがんセンター」であった。
暗室で寝かされマウスピースから、太いファイバースコープを押し込まれ、苦しみながら飲んだ記憶がある。
それ以来と言うものはカメラに強い恐怖心が出て、機会あるごとに敬遠してバリウム検査を選択して来た。
しかし、バリウム検査でも疑義が生じれば、最後はファイバースコープを飲まなければならないと聞き、勇気を出し飲むことにした。

検査の結果、胃に異常は見つからない(生検結果以外では)と先生に言われた。
にもかかわらず、胃の痛さが日増しに増幅して、そのうちに痛い部位が移動し始めたように感じた。
胃から肺の下へ→わきの下→背中へ・・・・。

医師に追加の薬を処方して貰い、それも飲むことにした。
丁度それに合わせるかのように、翌日から腹やわきの下、背中と湿疹が表れ、水泡を持っているではないか。(一瞬、ドキッ「薬害」? かと思った。)

◆帯状疱疹だった

医師に診て貰い「帯状疱疹」であることが分かった。原因は幼少時まで遡り、「水ぼうそう」にかかった時の、ウイルスが脊髄に潜伏していて、体調を崩しやすい季節の変わり目に多く発症する、又、ストレス、過労・・・等の要因で、悪さを開始した神経性の(一生で一回、六人に一人の割合で発症する)疾病であると説明された。
発疹の出る部位は、脊髄を境に体の半分に、帯状に水泡を伴い点在するのが特徴であり、私は左半分に現れた。

発疹は今は痒くないものの、しかし、痛みの方は猛烈であり、「うずくような」「ずきずきする痛み」を伴い、皮膚でなくその下の臓器の痛みと錯覚を起こす位であり、痛さに耐えきれず入院してしまう人もいると聞いた。

◆治療

病院では「塗り薬」による治療が行われ、家では飲み薬として特効薬である「VERCUSRON400」(1日に2錠づつ5回…白の大型錠剤)を、3日分処方して貰い、効果の速く出ることを願いつつ飲み始めた。

病気を理解する上で調べると、一般に痛みは飲み薬で一~二週間で直りそうであるが、高齢者は神経痛の後遺症が残り易いと言われている為、一寸心配です。


■参考

  1. ファイバースコープによる胃の検査費用(保険適用で)、¥9,370
    ファイバースコープは、技術進歩により大変細くなり、昔の様な苦痛は伴わず、医師の説明を聞き、同じモニターを見ながら検査して貰える様に変わっていた。(鼻から入れる更に細いものもある・・・浦島太郎の心境)
  2. 帯状疱疹の特効薬3日分当たりジェネリック薬品で¥1,370
    (先発医薬品は約¥4,000)
  3. 病状の経過:胃等の痛み~水泡を伴う発疹が出るまで(8日間)と時間がかかった。

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